感覚の透視リーディング

投稿日 2022.11.04 更新日 2023.11.07
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水晶占いのシンボルは、何も視覚的なものだけに限られません。上級者ともなれば、喜怒哀楽と言った感情、嗅覚や触覚などの視覚以外の五感すら、水晶から感じ取ることができるようになります。難易度の高いものとなりますが、直感力の強い人であれば、初心者でも何らかの気配を感じ取ることができたりするものです。とりあえず、感じ取れるようになるまで、ある程度の経験が必要となりますが、リーディングそのものは非常にわかりやすいものとなります。これら感覚に関するシンボルは、ほぼ感じた通りのものとなります。脅かす訳ではありませんが、恐怖感や嫌悪感を覚えたら、警戒すべき何かを探り特定する必要があります。多くの場合、他の視覚的なシンボルとの兼ね合いになるので、感覚のシンボルだけで占うことはほとんどありません。

ポジティブな感情

安堵

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安心感や安らぎを覚えるビジョンは吉。心配事や不安の解消、問題解決などを意味します。運気の全般的なアップが暗示されており、自分の思惑通りに物事が進展して行くことを告げられています。見えたものにもよりますが、時に大きな成功、何らか具体的な成果や報酬のようなものがあることを伝えている場合もあります。人物であれば聞き役に徹し、品物であればそれの持つ良い意味に着目。思わぬチャンスを手にするやもしれません。ただし、不気味な光景や物騒なものであったにも関わらず、矛盾するように安心感を覚えたなら注意。それは自分の隠された一面を意味し、怨みや復讐と言ったニュアンスが若干出てきます。早々に気持ちを整理して心を改めるのが望ましいと言えます。無意識に誰かの足を引っ張るような真似をしているのかもしれません。

懐古

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どこか懐かしい気持ちを感じさせるビジョンは、原点回帰や初心を意味します。本当の自分、本来求めていたものと言ったニュアンスも強く、現実における閉塞感、現実と理想の乖離、多忙による疲労蓄積など、ややネガティブな暗示となります。現状における環境や人間関係を見直し、自分のために使える時間を増やした方が良いようです。見えていた物により、現実逃避や幼児退行と言った悪い意味合いになるので要注意。具体的には玩具類や非現実的な光景などになります。全般的に警告的な内容となりますが、人物のビジョンで懐かしさを覚えたなら、誰であれ自分の人生に大きな影響を与えた者の象徴となります。直感で最初に思いついた人物が解釈する上でのキーマンになります。その人物から受けた言葉に、運勢を再び変えるヒントとなります。

感激

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何か大きく歓喜したり、強い達成感のようなものを覚えたら要注意。水晶占いで感情が極端なまで大きく揺れ動かされるのは稀です。多くの場合、占い的な意味や暗示性はなく、鮮明なビジョンが得られたことに対する過信、自身過剰に起因しています。初級者から中級者の過程で体験しやすい現象になります。もう少し自分を冷静に見つめ直し自重しましょう。占い的な意味や暗示性が強まるのは、じんわりと身に染みるように感じたものです。突き上げるように感じたものは、誤った占断の原因となるのでスルー推奨。日頃の怒りや不満の裏返しの気持ちから感じている場合もあります。その一方で、本当に苦境の最中にある人が見た場合、希望や突破口を意味している場合があります。その場合、逆に自信を持ち、ためらうことなく意欲的な姿勢で物事に取り組むのが吉。

色情

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この手の感情を覚えない人はいないと思います。意外に多いかもしれません。もっとも人間らしいもので、別にやましいものではありません。熱意や情熱の高まりが暗示された良いシンボルとなります。何をやるにしても上手く行く勢いのある運気に恵まれます。願望も実現しやすくなりそうです。また、健康面、体調管理面も万全な状態に近く、より行動的になれそうです。ただし、健康運のアップを過剰に期待するのは禁物。この手のビジョンは旺盛な食欲も関係し、暴飲暴食には要注意と言えます。気になる恋愛方面、異性運ですが⋯もちろん、期待できます。頻繁に感じるようであれば、そちら方面の運気がもっとも活性化している時期に入ると言えます。現在、お相手がいない人は、積極的にアプローチしないともったいない時期になります。

ネガティブな感情

不安

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比較的多いパターンになると思います。多くの場合、現状において抱え込んでいる問題、悩み等の表面化、拡大化の暗示となります。当然、見えたものと強い関係が出てきます。身に覚えがあれば早急な対策が必要です。ただし、根本的な解決まで不要です。どうも切りがないものの様子です。今の状況を切り抜けられれば良しと気楽に考えましょう。考え過ぎたり気にし過ぎるのは禁物となります。また、リーディング中、あまりにも強い不安に襲われたら、絶対に中断しましょう。激しい動揺を誘われたら迷わず中断してください。それ以上続けても占い的な意味はありません。深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、その日の占断は終了です。ビジョンが見えず不安だけを感じた場合も中断願います。過去のトラウマや悪い記憶と無意識に近接している可能性があります。

哀愁

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もの悲しさを覚えたビジョンは、癒しのようなものを求めている気持ちの高まりの表れと言えます。諸行無常や不可抗力と言ったニュアンスも強く、物事に対する哀れみの感情も出ていると言えます。良く言えば理解的な態度と言えますが、悪く言うとあきらめや断念と受け捉えることもできるので、情に流され過ぎないよう、自分を冷静に見つめ直し気をしっかり持ちましょう。何か一つの決まった事柄に専念、集中には良い精神的状態と言えますが、大きな変化の伴うものは感情的になりやすく避けるのが良いと言えるでしょう。滅多にないと思いますが、涙が出そうになるほど悲しい感情を覚えたら即中断願います。この場合も占い的な意味はありません。強い不安感を覚えた時と同様、過去のトラウマや悪い記憶に近接している可能性があります。

怒り

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怒りのような激しい感情を誘うビジョンが見えたら要注意。混乱や喪失などを意味します。我を忘れるような状況にならないよう気をつけましょう。人物のビジョンで怒りを覚えたら不満の鬱積、物であれば忘れ物や落とし物、風景ならトラウマや試練などが関係して来る恐れがあります。ただし、過度な心配は不要です。感情的な言動は控え、冷静さを失わなければ問題ありません。また、奮起や負けず嫌いと言った裏の意味もあります。冷静さでネガティブな感情を乗り越え、プラス思考で物事に挑むと運勢が大きく切り拓けます。時に怒りの力を上手に利用することで、成功やチャンスの獲得が叶うものです。ビジョンが一切見えず怒りだけ感じたなら、修行不足のような意味合いとなります。もう少し自分を冷静に見つめ、心の眼を養うよう心がけましょう。

恐怖

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不安の感情を通り越し、強い警戒心や恐怖に近いようなもの感じたビジョンは要注意。苦手意識や忌避したい何かを意味します。自分自身の弱さや弱点が露呈してしまう出来事や、自分のためにならない良からぬ人物との再会などが告げられています。場合によっては、過去のトラウマや悪い記憶を思い起こさせるような状況にもなるやもしれません。心配に思うことからは距離を置くのが良いかもしれません。積極的な態度が仇となり自分を苦しめる結果になる恐れがあります。しかし、ここで逃げてしまうと成長の機会を逸することも意味します。怒りの感情と同様、このように極端で激しく心を揺さぶられるものは、リスクのある選択的行動となりますが、プラス思考で立ち向かと、克服に成功した場合、劇的な運勢の好転が見込めます。望むものも手に入ります。

虚無

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悲しさや不安と言ったものと違う⋯無力感や虚しさのような感情を覚えたビジョンは、そのイメージ通り、得られるものの少なさ、無常を意味します。これまでの努力が水泡に帰すような出来事、徒労が暗示されています。損失を最小限に抑える準備、想定が必要な段階と言えます。自分を冷静に見つめ、正しい思考に従った行動に移しましょう。人間関係の大幅な見直しの必要性があることを告げている場合もあります。時に私情を捨て、ドライに対応せねばならない場面もあります。情に流されてばかりもいけません。ただし、この手のシンボルが頻繁に見えるようであれば、感情表現や感性の乏しさが心配されます。この場合、逆にもう少し愛想を良くして、感動や感激を覚えるようなものにより多く触れるよう心がけましょう。硬直し過ぎた機械的な思考も禁物。

嫌悪

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強い拒否感や抵抗感を覚えたビジョンは、先入観や思い込みによる何かを意味します。多くの場合、嫌悪したビジョンが見えた瞬間、身に覚えのあるものも想起される傾向にあります。まったくそれらしきものが想起されなければ、弱点やコンプレックスなど、自身の内面にあるものに起因している可能性があります。いつだって最強の敵は自分の中にいるものです。その場合、落ち着いて自分を冷静に見つめ直しましょう。いずれにしても、物事は様々な角度から見るように心がけましょう。いろいろな人の意見を聞いたり、幅広く情報収集を行うと吉。思いもよらぬ新しい運勢が切り拓けそうです。やはり、自分の考えや思いの偏りが原因で、この手のビジョンが見えやすくなるものです。何か悪い出来事が起こる暗示ではありませんのでご安心ください。

困惑

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嫌悪と似たような解釈になりますが、強いためらい、迷いのような感情を覚えるビジョンが見えたら、どうやら自分の手に負えない何かとなるようです。深入りや詮索のようなものは禁物となることが告げられています。身に覚えのあるものがあれば避けるのが吉。嫌悪の感情と同様、見えたものやそれにより想起したイメージが強く関係して来るはずです。今は苦手なもの、不得手なものにわざわざ近寄るのは、自身の立場をより悪化させる恐れがあります。どうしても避けがたいものであれば、信頼できる人物にアドバイスを求めたり、可能であれば協力を求めましょう。単独行動はリスクが高めとなります。また、弱点や苦手なものを克服するために一番やってはいけないことは、それに何も考えず立ち向かうことです。情報の収集や分析も必要です。

五感

味覚

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稀に味覚のようなものを感じることもあります。ただし、美味しそうな食べ物のビジョンで、舌鼓を打つような味覚が想起されることは皆無です。多くの場合、不快なものや強い違和感の伴うものになると思います。具体的には金属のような味、妙な苦みになると思います。心と体の不調和、自律神経や栄養バランスの乱れなどが心配されます。まずは健康管理に留意しましょう。占い的には、特に風景のビジョンで妙な味覚を感じたら要注意。やはり、過去のトラウマに関係して来る恐れがあります。変な話になりますが⋯時に本人の特殊な趣向、性癖のようなものと関係している場合もあり、水晶占いをやっていて口の中に強い違和感、通常あり得ない味覚を覚えたら中断しましょう。現在から未来に向かい、役に立ちそうな占断材料は得られそうにありません。

匂い

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匂いは比較的感じやすいと思います。匂いを感じる頻度が高くなっているようであれば、直感力がさらに増しおり、確実に上級者へ進んでいる証拠と言えます。自身の術に過信することなく、適切な占断が行えるよう心がけましょう。甘い香りや心地良いものなら吉。見えたビジョンとの兼ね合いもありますが、基本的には運気のアップが暗示されたものとなります。ただし、誘惑や幻惑と言った悪い意味となる場合もあります。見えたビジョンが金銭や何らかの権益を想起させるものであったなら要注意。逆の意味となる可能性もあります。異性トラブルが示されている場合もあるので、魅惑的な異性が見えたなら気をつけましょう。何か不快な匂いを感じたら、ほぼ100%迫り来る危機の暗示となります。周囲の状況変化に警戒し、トラブルに巻き込まれないよう注意。

触覚

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触覚のような違和感も比較的感じやすいと思います。多くの場合、眉間やみぞおち付近などになると思います。水晶占いをする際、意識を集中させる場所とも関係し、占術を行うに最適なコンディションのサインとなり、見えたビジョンとの関係性、占い的な意味はあまりありません。最初のうちはこのような違和感に気を取られる過ぎて、肝心のスクライングに集中できない場合もありますが、そのうち慣れてほとんど気にしなくなります。ただし、意識を集中させていた訳でもない個所に妙な違和感を覚えたら要注意。見えたビジョンとの兼ね合いになりますが、腰からでん部にかけての下半身、腹部であった場合、正念場のニュアンスが出てきます。肩や腕なら責任、手足なら行動力となります。頭頂部なら直感です。全身であったなら運命的瞬間です。

聴覚

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聴覚に強い影響が出る場合もあります。多くの場合、耳鳴りになると思います。集中力が研ぎ澄まされている証拠であり、これに嫌悪感を覚える必要はありません。最初は不快に感じられる音かもしれませんが、嫌悪すると逆効果となり、さらに不快に感じるようになるのでやめましょう。気持ちを楽にして、神秘的な共鳴音とくらいに受け流しましょう。逆に耳鳴りで外部環境音を掻き消すことが可能となり、占術に専念しやすくなります。耳鳴り自体に占い的な意味や暗示性はありませんが、精度の高い占いを行うため有益となる生理現象になります。一方、見えたビジョンから何らかの音を想起した場合(本当には聞こえない、音のイメージング、脳内サウンド)、見えたものにもよりますが、気をひかれる出来事の暗示となります。他のことを忘れないよう要注意。

体感

吸引

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初心者でも感じられる人は多いと思います。何か吸い込まれるような感覚、前へ進んでいるような錯覚としてのビジョンです。水晶占いをやるに最適な体質、精神状態へ徐々に切り替わっている証です。占い的な暗示性、解釈としては、まっすぐ直進しているようなイメージであったなら、障壁や障害のない幸先の良い運勢を意味し、何事も上手く行く運気好調期に入ることを告げられています。信念や確信と言ったニュアンスも強くなるため、大きな決断をするには今が良いタイミングとなりそうです。龍のように蛇行するような感じも伴っていたら吉。この場合、限りない力や旺盛の意味合いも加わり、富や名声の獲得も叶いそうです。スピード感は達成や願望成就のニュアンスとなり速ければ速いほど吉。ただし、感情のコントロールに努め、自己陶酔に陥らないよう注意。

目眩

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水晶占いに挑戦し始めた初心者が体験しやすい感覚となります。慣れて来るとほとんど起こらなくなります。まず、平衡感覚を失うほど強い目眩を覚えたら、危険ですので即中断してください。びっくりしてそうすると思いますけど⋯こう言った不可思議な感覚を覚えた人は、良くも悪くも先入観が強い人なのかもしれません。占いに興味を持ったのきっかけに、おかしなカルト団体に関わらないよう注意しましょう。説教じみたものになり恐縮ですが、洗脳や暗示がかかりやすい人だと言えます。注意しましょう。水晶占いに慣れ、この手の感覚を得たら、逆にまれなケースとなるので、占い的な暗示性が出てきます。見えたビジョンにもよりますが、行かない方が良い、会わない方が良いと言った意味として告げられています。避けがたい予定は慎重に。

震え

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震え自体に占い的な意味はなく、占術を行うに最適なコンディションのサインとなります。これは水晶占いに限りませんが⋯魔術や占術などを行っていたところ、訳もなく全身が震えたり、背中に電気が走るような感覚、手足に軽いしびれを感じるようになったら、あなたの能力が向上している証だと言えるでしょう。初心者でこのような不可思議な感覚をすぐに覚えた人は、こう言った方面に向いている人だと言えます。オカルト的な説明となりますが、霊感も増々強まっている証とも言えます。故に、心構えもそれと合わせるように一層正して行かねばなりません。怠惰な生活は改め、嫉妬のようなバカな感情は捨て、弱点やコンプレックスも克服して卑屈な自分とさよならしましょう。正しい方向に自己肯定感を高めて行くことで運勢は良くなり、占術の才能も高まります。

悪心

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非常にまれで滅多に体験できる感覚ではありませんが⋯もしも、吐き気など気分の悪さを覚えたら中断してください。水晶占いのスクライングを行うに適切な体調、精神状態にあると言えません。しばらく、水晶占い自体もお休みした方が良いと言えるでしょう。もちろん、占い的な暗示性や意味はほとんどなく、単に寝不足や生活習慣の乱れ等による体調不良が原因である可能性が高いです。また、直前に目を酷使する作業を行っていた場合でも、このような強い不快感が起きやすくなります。長時間、スマホゲームをして遊んだ後に、水晶占いを行うのは避けましょう。パソコンでの細かい作業も同様です。何か悪い予感を覚えさせますが、このような生理的嫌悪感に占い的な意味はないので気にする必要はありません。その日の晩はゆっくり休みましょう。