従来方式の人工精霊の反省点と改良点
人工精霊・タルパの作り方を本格的に説明して行く前に、その概要を先に述べておきたい。何事も全体像を事前に把握しておいた方が、成功までの見通しや見込みも付きやすくなり良いだろう。さらに、従来方式と改良を加えた新方式との違いも明確化しておきたい。ここで従来方式とは、私が以前「運の光」と言うサイトで公開していた方法になるが⋯結論を述べると、あれは間違いだったと言わざるを得ない。無条件に誰でも気軽に楽しめるものを目指したのが間違いであった。また、あの当時は精神疾患に対する考え方も甘かった。人生は難しい、多少の失敗くらい大目に見よう⋯それが大きな間違いでした。新方式はメンヘラを徹底的に排除する仕組みに改良した。まずは、参考まで従来方式の説明から入り、問題点に対処した新方式の概要を紹介する。
従来方式による作り方
まず、従来方式の概要を説明する。大まかに四段階のステップに分けられる。第一段階は設計デザインだ。作りたい思念体の容姿や性格などを決める。第二段階はイメージの固定化である。意識化とも呼んでいた。設計デザインした思念体のイメージが容易に崩壊しないよう意識の中に強く刷り込んで行く。第三段階は視覚化である。その字面の通り、幻視するプロセスである。現実空間を背景に可視化する。そして、最後の第四段階は自動化である。思念体との自然な会話、設定した性格に基づく挙動の醸成、育成のプロセスとなる。途中、難易度を下げる意図から視覚化と自動化を入れ違えた。視覚化はもっとも難しいステップとなるため、一番最後の方に再配置した。これは当方独自のものでもない。人により多少の違いはあれど、人工精霊・タルパ界隈で一般化した流れになる。
注意事項やルールを守らない者たち
多くの人に人工精霊やタルパの楽しさを知ってもらいたい⋯そんな思いから門戸を広くしました。人生は難しい。少しくらいの問題も目をつぶり、そんな人のためにも、人生を前向きに生きるため思念体を役立てて欲しい⋯そう考えておりました。しかし、それは大きな間違いでした。注意事項や最低限のルールを守らない者が続出し、気がついたらメンヘラだらけの物騒な者ばかり目立つようになりました。タルパと葛藤し続け自殺騒動まで起こした者まで現れた始末です(あれは完全に自演だと見抜いておりましたが)。つい最近も、タルパを利用した心理療法のようなものを重度の精神疾患にある者に対して行い、警察沙汰を誘発させた者まで出ております。心理士でもない素人がそんなことをすれば失敗は目に見えてます。このような者は人工精霊やタルパの世界から追放すべきです。
従来方式の自動化の問題点と改良点
自動化と視覚化は思念体作成における本懐ですが⋯ぶっちゃけ、精神疾患の幻覚や幻聴と同じで、コントロールされたものか否かの違いがあるだけに過ぎません。まず、自動化についてですが⋯従来方式の自動化は一人二役による単調な言葉のやりとりを、時間をかけて延々とひたすら続けることにより、意識の深い領域へ刷り込んで行きます。そうすることで無意識化されて、思念体がまるで独立した意識を持って話しているかのように感じることができます。表情や手足の挙動も設計した性格に基づき勝手に動くようになります。しかし、高い確率で本人に認知機能の低下、機能障害を誘発させるリスクがあります。当サイトでは、一人二役は初期段階のテストに留め、夢の中の登場人物と会話するように、話の流れやシチュエーションから自然な会話を誘発させるものにします。
従来方式の視覚化の問題点と改良点
最後に視覚化ですが⋯原則として非推奨にします。理由は危険以外の何者でもなからです。意識の中で自動化された思念体とコミュニケーションが取れれば、幻視までする必要はありません。思念体の目的は「運を良くする」「人生を楽しいものに変える」です。何も現実空間を背景に幻視させたり、視覚化以外にも触覚化なる概念もありますが、思念体の本来の目的とまったく関係ありません。依り代を見つめたり握りしめることで対話できれば十分です。それよりも変性意識を活用したダイブと呼ばれる手法を獲得した方が良いと言えるでしょう。ダイブは瞑想や深い空想で深層意識へ没入する技になります。具体的には白昼の(起きた状態で見る)明晰夢になります。視覚化よりもリアルで安定的、触覚感も得やすく、何より精神衛生的に安全です。この詳しい話は追々します。