タルパとイマジナリーフレンドの違い
次に、タルパとイマジナリーフレンドの違いについて説明しておきます。これは大切な前提知識となります。また、当サイトが伝えたい真意とも深く関係してきます。初回の記事でも述べた通り、これらは似て非なるもの同士となります。両者とも同じ思念体ですが、発生原理が根本的に違います。簡単に説明してしまうと⋯タルパは現実世界で作るもの、イマジナリーフレンドは意識世界で自然発生するものだと言えます。基本的にタルパは努力で後天的に獲得するものであるのに対して、イマジナリーフレンドは先天的な才能、ギフテッドになります。当サイトが提唱する人工精霊・タルパの作り方は⋯狙いとしたい真意は、実はイマジナリーフレンドにあります。最終的にイマジナリーフレンドへ転換することを推奨します。そのための方法も解説して行きます。
発生原理が根本的に違う
冒頭の主張内容に少し困惑すると思いますが⋯まずは、技法的な話から述べさせてください。タルパは「気」を集めて現実空間の中で錬成して行くもので、現実世界での同居を前提にしたものになります。これに対して、イマジナリーフレンドは頭の中で生まれるもので、人により程度や形態の差異はありますが、それが目の前に飛び出し、現実世界にも姿を現す場合もあります(頭の中で完結する場合が多い)。現実世界での同居もできますが、意識世界(空想)が主たる育成の場となります。空想も深化すれば良質な変性意識状態でのものとなり、まるで夢の中に登場して来る人物と対話しているような感覚になります。これらの点から、イマジナリーフレンドの場合、すでに所持者に才覚や能力を、十二分に発揮させるための前提条件はそろっている状態だと言えます。
育成形態も違うタルパとイマジナリーフレンド
人工精霊やタルパの場合、可能性の問題となり、相当な努力と時間が必要となります。自分の中にあるのかどうか分からないものを探し続けます。このような育成形態から「真理の探究」「哲学的模索」の内向的な存在になると言えます。内向的と言いましても、ここでは一般的な意味合いとしての内向的な性格や態度のことではなく、意識世界の中に眠る様々な可能性に触れ、才覚のようなものを呼びさますものを意図としての内向的な探求となります。イマジナリーフレンドの場合、所持者が現実世界を生きる上で精神的にプラスとなる作用、実利的な才覚を直接的に開発できる、外向的な可能性があると言えます。人工精霊やタルパは現実世界から意識世界に向かって、イマジナリーフレンドは意識世界から現実世界に向かって働きかける育成スタンスとなり、真逆の関係となります。
最終的にイマジナリーフレンドへの転換を推奨する理由
当サイトが本当に伝えたい真意について明かします。人工精霊やタルパの作り方を説明したサイトになりますが⋯あくまでも、以前、運営していた「運の光」の内容訂正とその再周知が目的であり、人工精霊やタルパの新規作成を可能な限り抑止するのが目的です。こんなものは誰でもやって良いものではありません。さらに、実践形態の類似性から統合失調症などの精神疾患と区別がまったく付かない代物であるため、正常な精神状態にある者にできて、そうでないものにはできない仕組みを取り入れました。従来方式の視覚化の問題点と改良点で触れたダイブ(白昼明晰夢)がそうです。精神を患っている者にはできません。これを利用することで、人工精霊やタルパをイマジナリーフレンドに変換できます。ダイブの世界で思念体と戯れるのが健全と言えるでしょう。
後天性イマジナリーフレンドと言う選択肢
原則として、思念体を始めるならイマジナリーフレンドを強く推奨します。イマジナリーフレンドは生まれつき、先天的なものとなりますが⋯実は、後天的に作り出したり、発生させることができます。その詳しいやり方は「占い師の深層心理研究室」で解説しておりますが⋯とりあえず、今ここでかんたんに説明すると、瞑想などにより先にダイブの能力を体得、ダイブの世界を開発します。次の、ダイブの世界の中で人工精霊やタルパを作る要領でイマジナリーフレンドを発生させます。従来の人工精霊・タルパの作り方と若干違いますが、大まかな流れは同じです。ただし、ダイブが先である点が特筆すべき点になります。これで精神疾患や性格難の者を確実に排除できます。問題の多い人工精霊やタルパなんかやめて、イマジナリーフレンドに変えましょう。